甲子園メディカルサポート部

【甲子園メディカルサポート事業の紹介:甲子園サポート部】

甲子園メディカルサポート部高校野球選手の傷害予防とその啓発活動をアスリートケアでは行っています。(財)日本高等学校野球連盟より要請を受け、1995年より理学療法士が大会中の選手および大会関係者のサポートスタッフとして参加しています。2014年現在、春のセンバツ大会では約150名、夏の全国大会では約250名の当会会員(延べ人数)が、大会前投手検診および大会中サポートに参加し、大会を支援しています。
大会前投手検診は地方大会で登板した選手を対象とし、整形外科医による肩肘関節機能検査と理学療法士による関節可動域測定およびストレッチングなどのセルフコンディショニング指導、熱中症対策のためのアンケート調査を行っています。さらに連戦によるコンディションを確認するため、準々決勝、準決勝後に大会前同様の検診を行っています。
大会中のサポートは、毎日10〜13名のスタッフが1塁側と3塁側に分かれてベンチ裏に常駐し、試合中のアクシデントに対して迅速に対応できるよう準備しています。また、試合前には選手の状態を確認し必要な選手にテーピング等の処置を行い、登板後の投手に対しては肩および肘へのアイシングを実施しています。さらに試合後は投手と野手にわけてクーリングダウンを行っています。投手へは個別に疲労部位を評価してその回復を図り、野手は集団で軽運動およびストレッチングを中心に実施し全身の疲労回復を図っています。同時に試合前・試合中に処置をした選手の状態を評価し、追加処置や帰宿後の対処方法などを選手・責任教諭に直接指導しています。どのような状況にも対処できるようテーピング類、創処置類、アイシング類など各種物品を取り揃えて万全の態勢でサポートに臨んでいます。
また、熱中症対策として、室内練習場およびベンチ内に塩分濃度を調整したスポーツドリンクを準備しています。試合中は選手の様子を観察し、必要に応じて補水やクーリングを促します。
大会中には選手の疲労回復や疼痛の改善などを主な目的として、物理療法機器や徒手療法を用いたコンディショニングも実施しています。
選手が甲子園という大舞台で最高のプレイができるようサポートすることが我々の使命です。また、ストレッチングやコンディショニングが傷害予防に重要であることをより多くの方に知っていただき、選手個々や各学校で傷害予防に意識的に取り組んでもらうよう啓発活動を行っています。