帯同報告集

明治神宮高校野球大会 台湾遠征(台湾) 1996年

上野隆司(藍野医療福祉専門学校 理学療法学科)

(現・関西医科専門学校)

2勝1敗1分けという好成績をもって中華民国(台湾)遠征は終了しました。この遠征中のエピソードから、私自身が感じたことを報告します。

試合中、1人の選手がデッドボールを受けたときことです。試合の流れ上すぐにアイシングなどの処置ができず、攻守交代のときにできる限りの救急処置をお こないましたが、痛みを強く訴えたため、念のため当地の病院を受診することにしました。患部に骨折があるのかないのか気になっていた私は、中学、高校時代 に身につけた英会話の能力を発揮し、ドクターにたずねました。

「No fracture?」
この英語がドクターに通じ、英語で答え返してくれましたが、全ては私には理解できませんでした。しかし、骨折がないことだけは理解できたため、その後は無理をせず、通訳の方を通して情報を得ることにしました。

この選手はホテルにもどったあともアイシングなどの処置を続け、帰国後1、2週間経過し、大きな問題もなく復帰しました。このことはスポーツの現場にお ける救急処置の大切さを再度実感させられる出来事であり、私自身にとっていい経験となりました。このことを忘れずに今後も現場に携わっていきたいと思いま す。

最後にこの遠征にあたり、いろいろご尽力いただいた皆様方に、改めて御礼申し上げます。