本会では、会員によるスポーツ傷害の理学療法に関する研究に対し、研究費の助成を行っております。

これまで助成をおこなったテーマは、各種スポーツ動作の解析や評価法の開発、トレーニング効果に関する検証やメディカルチェックの有用性など多岐にわたりますが、いずれも科学的な視点からアスリートの傷害予防や競技復帰について追究したものです。

研究成果は学会やアスリートケア研修会、本会機関誌(Beside Athletes)などでの発表を通じて世間に公表することを義務としており、理学療法士のみならず関連職種の方々への情報発信についても研究助成の大きな目的としております。

研究助成を通じてスポーツ傷害や競技復帰に関する学術研究を支援するとともに、研究成果を広く情報発信することでアスリートを支援する団体としての社会的責務を担っていきたいと考えております。
会員の皆様から多数ご応募お待ちしております。

過去の研究助成一例

各年度をクリックすると詳細がひらきます。

2017年度

・膝深屈曲による膝窩筋腱の組織弾性変化

・Half sittingを用いた体幹後傾運動とスクワット動作の比較

・Modified drop squatの運動解析(第2報)

抗重力位での体幹機能評価方法とブリッジ姿勢保持との関係

2016年度

・階層別Core stability testの有用性について

・端座位での体幹荷重支持機能テストのワイヤー筋電図解析

・高校における学校保健支援事業 高校生に対する健康相談における理学療法士の役割~アンケート調査をふまえて~

2015年度

・Half sittingを用いた体幹前傾運動とスクワットの運動力学的特性の比較―三次元動作分析装置と筋電計を用いた分析

・Modified drop squatの運動分析

・座位での片側荷重とレッグプレスとの関係

2014年度

・上肢の投球障害を有する少年野球選手の体幹回旋可動域について

・座面の傾斜角度の違いによる座位姿勢変化と重心移動

・足関節の背屈がACL不全膝における片脚起立での体幹後傾テストにおよぼす影響

2013年度

・三平面同時撮影動画による投球動作分析(Kinematics)の精度検証

・超音波画像を用いた大腿骨前捻角の測定

・Half sittingでの閉鎖性運動連鎖トレーニングの運動分析